2025/04/29
2ヶ月前ぐらいにエニタイムフィットネスに加入して筋トレを始めた。筋トレは順調で、筋肉が徐々に発達するにつれてウェイトを重くしていくのが楽しかったのだが、ある段階で予期しない問題に直面した。
それは「手のひら」の限界だった。
マシンのウェイトが重くなるほど手のひらや手首に負担がかかり、負荷を上げられない状況になっていた。その原因は、手のひらがオーバートレーニング状態になってしまったことらしい。大きな筋肉はどんどん成長していくが、その成長に握力の増加が追いつかず、思ったようにトレーニングできない状況が続いてしまったのだ。
この問題を解決するために、パワーグリップを購入してみた。パワーグリップは手のひらを保護し、握力不足を補うトレーニングアイテムだ。使い始めた結果、驚くほど効果があり、手のひらの負担が軽減され、さらに重いウェイトを持ち上げられるようになった。自分が買ったパワーグリップはAmazonで検索すると最初に出てくるALLOUTのものだが、好評なのかジムで同じものを使っている人をよく見る。
おそらくこの握力低下に関連していると思われるのだが事件が起きた。最近、やたらと物を落としてしまうことが増えていたのだ。特にスマホを頻繁に落とし、ついにiPhoneを地面に落として画面がバキバキに割れてしまった。
実は、筋トレで手のひらがオーバートレーニング気味だった影響で、普段の握力が弱まり、手を滑らせやすくなっていたのだろう。画面が割れる前にも何度も落としていたが、本体が少しずつ欠けるだけで画面は無事だったため、気を抜いていた。しかし、その油断が最後の悲劇を呼んだ。
パワーグリップを使い始めて握力の問題は解消されたが、今度は別の課題が現れた。ウェイトが重くなるにつれて、10回1セットのリフトをする間に息が続かないという新しい問題だ。言うなれば200mを全力疾走する感覚に近い。全力疾走しているとゴール付近で息切れし始めて全身が疲労し始めるあの感覚だ。筋力が向上するに伴って、次なる課題として心肺機能がボトルネックになりつつある。汗も10回1セットをこなすだけでかくようになり、トレーニングの強度が新たなステージに入ったことを実感している。
筋トレを続けていく中で気づいたことは、筋肉の発達には予想外の「ボトルネック」が常に現れるということだ。最初は手のひら、次は呼吸。これらの課題を一つひとつクリアしながら、自分の限界を押し広げていくのが筋トレの醍醐味なのかもしれない。
学びがある。