咳の症状を減らすために実践したこと
2025/01/29
10年以上前から私は、次のような症状に悩まされていました。
- 飲み会に行くと必ず風邪を引いてしまう
- 外出先や人が多く集まる場に行くと、その後決まって体調を崩していました。
- 週に3回以上の夜更かしをすると強烈な頭痛と咳が出る
- 夜更かしが続くと、ひどい頭痛に加えて強い咳が出るようになり、通院して薬を処方してもらっても回復に数日かかる状態でした。
- 咳が長引いてしまう(咳喘息のような症状)
- 一度風邪を引くと、咳が数ヶ月続くこともありました。
これらの症状を改善しようと、家の環境整備や寝具の見直し、掃除や湿度管理を徹底したところ、現在では
- 飲み会に行っても風邪を引く頻度が減少
- 夜更かしをしても、以前ほど頭痛や咳がひどくならない
- 咳が長引くこともほとんどなくなった
といった変化を感じています。
以下では、私が実践してきた方法を具体的に紹介します。あくまで個人の体験ですので、症状や環境に応じて合う・合わないはあると思いますが、同じような咳やアレルギー症状に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
また、あらゆることを同時実行してしまったため、どれが本当に効果があったのか少し分からないというのは正直なところです。
布団からベッドへ切り替えた効果
布団のメンテナンスの難しさ
- 布団を干したりカバーをこまめに付け替えたりするのは大変。
- 子どもがいると、よりメンテナンスに手間をかけにくくなる。
- その結果、ダニの糞や死骸が布団に増えやすくなってしまう。
ベッドに変えたメリット
- 足の生えたコイル式のベッドにすることで、床とベッドの間をルンバで掃除できるようになり埃を減らせた。
- ベッドにパッドを敷いて、これを洗濯機で洗えるようにした。
- 暖かい家に引っ越したこともあり、掛けるのは洗える毛布1枚だけにした。
- パッドと毛布を洗濯すればいいのでメンテナンスの手間が減り、清潔を保ちやすい。
- 枕もたまに洗濯することを含め、体に触れるものはすべて洗濯できる状態を作ったことで、長引く咳が劇的に改善。
ソファのメンテナンス
- 布張りソファは、ダニやほこりが溜まりやすい家具の代表例。
- 我が家では布団用の掃除機のノズルを使い、週に1回はソファを掃除するようにしています。
- この習慣を続けるようになってから、咳やアレルギーの症状がさらに減ったと感じています。
- 布張りソファを、思い切ってレザーのソファに買い替えることも検討しています。
洗剤の見直しと「ダニバスターモード」活用
粉末洗剤から液体の無添加石鹸へ
- これは推測ですが、冬場は粉末洗剤が溶け残りやすく、布団やパッドに粉末が残る可能性があった。
- ドラム式洗濯機は使用する水の量が少ないことも溶け残りの原因になる可能性があった。
- 液体の無添加石鹸に切り替えることで、以下のことが実現できました。
- 洗剤の溶け残りを減らす。
- 含まれる成分の種類を減らす。
- 以前は咳が長引いている時期に、ベッドに横になると咳がひどくなっていましたが、これがなくなりました。
- ちなみに寝具以外は洗浄力が必要なので、無添加ではない、普通の液体洗剤を使っています。
洗濯機のダニバスターモード
- ドラム式洗濯機に「ダニバスターモード」がある場合は活用がおすすめ。
- 洗濯の前に60度程度の高温で乾燥することで、ダニを死滅させ、後の洗浄でアレルゲンをまとめて洗い流せます。
- この機能を使うようになってから、呼吸器の症状がさらに改善しました。
加湿器の使い方を見直す
加湿しすぎない
加熱式(スチーム式)の加湿器を選択
- 象印の加熱式加湿器を使用。
- 常に沸騰させた蒸気を出す仕組みなので雑菌が繁殖しにくく、呼吸器への負担が軽い。
- 高断熱の家の場合、加湿能力が高すぎることもあるので注意が必要です。
- こちらは数年前から使っていたので今回感じた体調の変化とはあまり関係がないのかもしれません
以前使っていた超音波式の加湿器が合わなかった理由
- 超音波式はタンク内の水をそのまま拡散するため、タンクが汚れやすく、雑菌が繁殖しやすい。
- 毎週掃除してもピンク色のヌメリが発生し、管理が大変でした。
- 掃除していない超音波式加湿器の使用は「加湿器肺」と言われる症状を引き起こすリスクがあります。
エアコン掃除の重要性
業者による高圧洗浄クリーニング
- 新居に引っ越して初めてエアコンを業者に頼んで掃除したところ、黒カビがかなり繁殖していました。
- 高圧洗浄でクリーニングするとエアコンの内部がきれいになりました。
- ただし自分の場合は、掃除の有無が特に呼吸器の症状には関連がないと考えています。なぜならば秋から冬、春まで床暖房で過ごしておりエアコンは使っていないからです。
10月にエアコンを止めると咳が出る理由
- エアコンの除湿機能が働いているため、止めると室内の湿度が急激に上がる。
- 湿度が高いとダニやカビが繁殖しやすくなり、咳が出やすくなる。
- 緊急で購入した除湿機の利用で一時的に体調が良くなったことからも、湿度管理の大切さを実感しています。
換気扇・フィルターのメンテナンス
換気扇フィルターの詰まりと体調の関係
- 年末の大掃除で換気扇の金属フィルターを外してみたところ、油汚れで完全に目詰まりしていました。
- フィルターを炭酸ソーダで洗浄して目詰まりを解消すると、換気能力が復活。
- この結果、室内の湿気や汚れた空気の排出がスムーズになりました。
吸気口の確保
- 高断熱・高気密の家の場合、換気扇を回すと十分な吸気口が必要です。
- 子どもが誤ってレバーを操作し設定を変えて吸気口を塞いでいたことで、空気の流れが悪くなっていました。
- 吸気口の設定を直して空気の循環を確保すると、湿度や汚染物質が溜まりにくくなりました。
まとめ
- 寝具の選択・メンテナンス
- 布団から足が生えているベッドに変え、洗いやすいパッドや毛布のみ使用。
- 洗剤を液体の無添加石鹸に切り替え、洗濯機のダニバスターモードを活用。
- ソファの掃除
- 布張りソファはダニ・ハウスダストが溜まりやすいので、週1回は専用ノズルで入念に掃除。
- 思い切って素材の異なるソファへの買い替えも検討。
- 加湿と除湿のバランス管理
- 室内の湿度は35〜45%未満を目安に。
- 加熱式加湿器を導入し、加湿しすぎに注意。
- エアコンや除湿機を適宜使って過剰な湿気をコントロール。
- エアコンや換気扇の定期的な掃除
- エアコン内部のカビ掃除は専門業者に依頼する。
- 換気扇のフィルターは油汚れを定期的に取り除く。
- 吸気口を確保し、空気の流れを維持する。
これらの施策を同時に行ったため、正確にどれが一番効いたかはわかりません。しかし、自分に加えて家族の咳が改善しているため、総合的な効果があると考えています。以前は夜更かしや飲み会の後にすぐ体調を崩していましたが、今ではほとんどそのようなこともなくなりました。あくまで私の個人的な体験ですが、同じような咳やアレルギー症状に悩んでいる方の参考になれば幸いです。