はじめに
ブロワーといえば、枯葉掃除や建築現場での清掃に使う「強力な送風機」というイメージが強いと思います。
しかし、あるとき「これを家の掃除に使えるのでは?」と閃き、実際に試してみました。今回はその体験談を紹介します。
購入したブロワーについて
使ったのは makitaの100V電源式ブロワー UB1103。
- 風速はカタログスペックで 90m/s超
- バッテリー式ではないので、充電切れを気にせず 無制限に使用可能
- 反面、コンセントのある場所でしか使えないという制限あり
実際に動かしてみると、本当に強烈な風が出ます。
実際の掃除効果
サッシや家具の裏、カーテン
掃除機の細いノズルで時間をかける必要があったサッシのホコリも、一瞬で吹き飛ばせる。
家具の裏や隙間、窓枠などにたまったホコリも効率よくかき出せます。
さらに驚くべきは、カーテンに付着したホコリも気軽に吹き飛ばすことができるということです。
洗濯機まわり
我が家のドラム式乾燥機は、洗面所に細かいホコリがたまりがち。
掃除機では取れない 洗濯機の下や裏のホコリ も、ブロワーなら強風で一気に吹き出せました。
窓を開けてブロワーで排気すれば、舞い上がったホコリを外へ排出できます。自分は掃除後に1分ぐらい外に風を送っています。
全体の流れ
- ブロワーで家具や家電、床・壁・天井のホコリを吹き飛ばす
- できれば2箇所以上の窓を開け通気を確保し、ブロワーで外に向かって風を送り続けて細かいホコリを排出
- 落ちた大きめのゴミは手で拾う
- 仕上げは床をルンバ(または掃除機)で吸い取る
この流れで、天井や壁など掃除機をかけるのが難しい箇所や、冷蔵庫や電子レンジ、本棚の裏側など「普段掃除機が届かない場所」も一掃できました。
注意点(必読)
ただし、この方式にはリスクもあります。
- 防護具必須
- 舞い上がったホコリ対策に N95マスクや保護メガネ を着用。騒音も大きいため耳栓をすると良い。
- 家財破損のリスク
- 壁に貼ったポスターが破れる、花瓶が倒れる、障子が破れる可能性あり
- 準備が必要
- 食器棚やクローゼットを閉める
- 大事なものはあらかじめ退避させる
また、この方法を試す際は完全に自己責任でお願いします。
まとめ
- ブロワー掃除は、通常の掃除機では届かない場所のホコリを一掃できる
- 効果は絶大だが、マスクやゴーグル必須・家財破損のリスクあり
- 窓を開けて外に風を送り続けることが成功のポイント
結果として、全部でバケツ一杯ほどの、信じられないほどのホコリが出てきて驚きました。
時間はかかりましたが、掃除後の部屋は非常にスッキリしました。