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鍋で炊くご飯の魅力にハマった話

2025/01/30

こんにちは。最近、鍋でお米を炊くことにすっかりハマっています。
以前までは炊飯器で炊くのが当たり前だったのですが、きっかけは自宅のIHクッキングヒーターに「炊飯モード」があることを知ったことでした。手持ちの鍋に米と水を入れて、炊飯モードを選ぶだけという手軽さに惹かれて試してみたのです。

しかし、初めてIHの炊飯モードで炊いたお米は、もち感も香りもいまひとつ。正直なところ、炊飯器で炊いたほうがまだマシ…という残念な結果でした。そこで「もっとおいしいお米を炊きたい!」という思いから、自分で火加減を調節しながら鍋で炊く方法を模索し始めました。


使っている鍋:ティファールのライスポット

試行錯誤の末にたどり着いたのが、ティファールで販売されている“炊飯用”の鍋です。内側がフッ素加工されていてこびりつきにくく、洗うのも簡単。自分は無洗米を一度に3合炊いていますが、ちょうど良いサイズで快適に使えています。
火力じゃなくて鍋の話になってんじゃんと言えばそのとおりなのですが、自宅に蓋がピッタリ閉じる鍋がなく、仕方なく新しく専用鍋を購入しました。
ちなみにこの鍋は強火での使用は推奨されておらず中強火で使います。


鍋炊飯の手順

  1. 米の浸水
    まずは1時間以上、しっかり水に浸しておきます。無洗米でもこの時間を取るだけで仕上がりが格段によくなるので、ここは手を抜かずに。

  2. 分量
    • 無洗米:3合
    • 水:666g(約666ml)
      この比率は何度も試して落ち着いた量で、個人的にはちょうど良い炊き上がりになります。再現性を高めるには米はすり切りで正しくはかり鍋に入れて、この米が入った鍋をそのままキッチンスケール(はかり)に載せ、メモリを0にリセットしてから、1g単位で水の量を調整します。
  3. 中強火で加熱(吹きこぼれギリギリまで)
    最初は中強火。鍋から湯気が勢いよく立ち始めて吹きこぼれるまで加熱します。吹きこぼれ始めたら適宜調整しさらに1分30秒、中強火をキープします。蓋は少し隙間を開けると良いです。自宅のIHは火力が9段階ありますが7を使っています。
    (※この工程だけは火加減をしっかり見ていないと勢いよく吹きこぼれてしまうので、注意が必要です。)

  4. 弱火で12分
    1分半経ったら、弱火に落とし、蓋をして12分炊きます。蓋はしっかり閉めます。我が家のIHだと火力2です。タイマー機能があれば使うと安心です。

  5. 蒸らし15分
    弱火での加熱が終わったら火を止め、15分ほど蒸らします

炊き上がりの感想

この方法で炊き上がったご飯は、炊飯器で炊いたときよりも香りが良く、粒立ちも抜群
まるで高級な炊飯器のような仕上がりと言っても過言ではありません。外でキャンプをするときの「飯盒炊爨」のように、粒が立って香りが良く、粘りもしっかりあるのが特徴です。実際のところ、少し安めのお米を使っても、時間をしっかりかけて浸水し、この炊き方をするだけで十分満足できる味になります。

もちろん、最新の高級炊飯器であれば、同じくらいかそれ以上においしく炊けるかもしれません。しかし、鍋ひとつでここまでおいしいご飯が炊けるというのは大きな発見でした。


おいしいご飯をさらに楽しむ

炊きたての鍋炊きご飯は、どんなおかずにも合います。

こんなに手軽に「最高のご飯」を味わえるなら、ぜひ一度試してみる価値はあると思います。


まとめ

もし今まで炊飯器に頼りきりで「鍋でご飯を炊くなんてハードルが高そう…」と思っている方がいたら、ぜひチャレンジしてみてほしいです。火加減にさえ慣れれば、きっと炊飯器には戻れないほどのおいしいご飯に出会えるはず。皆さんも、自分好みの炊き方を見つけてみてください!