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自宅で楽しむコーヒー生豆焙煎

2025/01/29

スーパーで売られている粉や豆のコーヒーも手軽でおいしいですが、自宅で生豆を焙煎するという楽しみ方もあります。本記事では、フライパンでの焙煎や家庭用焙煎機の導入、そして実際の焙煎の流れや注意点まで、私が実践している方法をもとに詳しくご紹介します。


コーヒーの生豆焙煎とは?

一般的にコーヒーは、すでに焙煎済みの豆を購入し、コーヒーミルやコーヒーメーカーで粉砕・抽出して楽しむことが多いですよね。ところが、コーヒーの生豆(グリーンビーンズ)を自宅で焙煎して楽しむことも可能です。

といったメリットがあり、コーヒー好きにはたまらない魅力があります。


フライパンでの焙煎の難しさ

実は、フライパンでもコーヒー豆を焙煎することはできます。しかし、以下のような難点があります。

  1. 熱が均等に伝わりにくい
    フライパンだとどうしても火力のむらが生じ、豆の焙煎具合に偏りが出やすくなります。

  2. 薄皮(チャフ)の処理が大変
    コーヒー豆には「チャフ」と呼ばれる薄い皮が大量についており、焙煎中にはがれて飛び散ります。非常に軽く舞い上がりやすいため、片付けや掃除が面倒になります。

上記のとおり、フライパン焙煎は手軽な反面、後片付けや均一に焙煎する難しさなど、継続的に楽しむにはハードルが高い面があります。


家庭用焙煎機の導入とメリット

そこでおすすめなのが、電気式の家庭用コーヒー焙煎機の導入です。

家庭用焙煎機のメリット

私が使っているのは「SOUYI」というメーカーの家庭用焙煎機 SY-121N です。中国のメーカーらしいのですが、日本でもAmazon等で16000円程度で販売されています。熱風で豆をかき混ぜながら焙煎するので、フライパンより均一な仕上がりになりますし、チャフも専用フィルターに集められるので掃除がとても楽です。

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ただし騒音と煙は要注意


生豆の購入と洗浄のすすめ

生豆はオンラインショップで購入

はじめはAmazonなどで購入していましたが、今ではコーヒー豆専門のオンラインショップなども数多くあり、自分は松屋コーヒーさんにお世話になっています。公式サイトからまとめ買いすると送料がお得になります。最初は安価な豆で1kg前後の量で色々と試して、自分好みを探してみると良いでしょう。

生豆は流水で洗う

ポイントとして、生豆を焙煎前に洗うことをおすすめします。最初は洗わずに焙煎していましたが、家族を含めて腹痛になるケースが多発しました。野菜などの農作物を食べるときには必ず洗うように、コーヒー生豆も軽く洗ったほうが安心です。


焙煎の流れとコツ

私の焙煎機は一度に約100gほどしか焙煎できないので、以下のような手順で行っています。

  1. 生豆を計量・洗浄
    • 100gの豆を、ざるなどを使って軽く洗い、水気を切る。
  2. 焙煎機にセット
    • 焙煎機に洗った豆を投入し、タイマーや温度を設定。
  3. 加熱・焙煎
    • 私の場合は、火力を強め(例:火力8)で1分半ほど加熱してから、火力7・風力5で10分加熱といったように段階を分けています。
    • 季節や生豆の種類によってベストな時間・温度は変わるので、こまめに豆の様子をチェックするのが重要です。
  4. 好みの焙煎度合いを見極める
    • コーヒー豆の表面にうっすら油が浮く瞬間を目安に冷却に移ります。私が使っている焙煎機は焙煎部がガラス製なので、豆とガラスの接地面に油が点のように浮かんだら冷却開始の合図です。
  5. 冷却
    • 焙煎機の冷却モードに切り替えて一気に温度を下げます。

焙煎したての豆は意外とおいしくない?

焙煎直後のコーヒー豆は、お湯を注ぐと炭酸ガスで膨らむため、十分な成分が抽出されにくい傾向があります。そのため、焙煎当日は味が“そっけない”ことが多いです。
一方で、1~2日置くことでガスが抜け、味や香りが落ち着いてきます。3日~1週間ほどで最もおいしく感じられます。自分は週2回焙煎しているのでちょうど味の変化を楽しめています。


まとめ

自宅でのコーヒー生豆焙煎は、確かに

など、面倒だと思える手間もあります。しかし、それを上回る魅力があるのも事実です。

こうしたポイントに魅力を感じる方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。家庭用焙煎機を使えば、想像以上においしいコーヒーを味わうことができますよ。


以上が私の自宅焙煎体験記です。慣れや機材の工夫が必要ですが、それだけに奥深く、コーヒーの世界がさらに広がります。ぜひ、自分だけの“焙煎スタイル”を見つけて、おいしいコーヒーライフを楽しんでください。